SSブログ

寄生獣ネタバレ感想

寄生獣(きせいじゅう)のネタバレや内容、感想などを更新しています。寄生獣(きせいじゅう)の魅力をお伝えしていきます。

 

カテゴリー:5巻

寄生獣 第29話 加奈 [5巻]

寄生生物が「政治家」を目指すことに感心するミギー。


よっぽど人間の心理を理解しないと当選できないじゃないか。どうするつもりなんだと、ミギーは疑問に思う。


「見ものだな、あいつよっぽど勉強したに違いない」とミギー。


「当選なんかするもんか。そのうち化けの皮がはがれるさ」と新一は返す。


それにしても彼らの目的は何なんだと話し合う新一とミギー。


考えられる可能性の一つは人間のことを勉強するうちに本当に政治に関心を持つようになったというもの。


第2の可能性は寄生生物たちの居場所と食料の確保だ。


大騒ぎになることを防ぎつつ食料を確保するには数十万単位の人間の情報を管理把握できる立場にいた方がやりやすい。


というわけで自治体を牛耳ってしまうということになる。



結局は後者の方が可能性が高いということになった。


隣町に寄生生物たちが集まってくるだろうことが予想される。


それを考えて新一は加奈の身を案じる。


加奈は寄生生物の存在を感じ取ってしまうからだ。

スポンサーリンク






新一は翌日、再び隣町を訪れる。


ミギーはあまり新一にこの件で立ち入ってほしくないようだが。
57.png

新一とミギーは寄生生物の数を調べようと歩き回る。


すると、そこに加奈が現れる。


二人で公園を歩く。


新一は加奈の能力のことを聞く。


そしてその能力で感じた人間に近づくなと忠告する。


加奈は半信半疑で忠告に従う様子を見せない。


そこへ光夫登場。


新一が話していた「感じる」というワードに過剰反応していた。


「加奈に用がある」と光夫。


それならばと立ち去ろうとする新一。


「次にしよう。ちゃんと話したいことがあるんだ。連絡先教えてくれる?」と新一。


その言葉に光夫激怒。


近くにいれば探知できると加奈。


「でも何度も言うように、俺以外の感じる奴だったりする場合が・・・」


「俺以外の感じる奴」との言葉に再び光夫激怒。かなりの頭の悪さ。


そして新一はその場を立ち去るが光夫の怒りは頂点に達している。

スポンサーリンク






新一は家に帰り、再びミギーと話し合う。


ミギーは加奈と新一が接触するのをよく思っていない。


新一が加奈に余計なことを話して自分の身が危険にさらされるのが嫌なのだ。


もし加奈が、自分のことを知るようなことがあれば、加奈を殺すだろうと新一を脅す。


「ほんと、情のかけらもない」とミギーを怒鳴る。



「だからそうだってば」とミギーは冷静。




夜、家にいた加奈は何かの気配を感じ取る。


そして家の外に出る。


気配を頼りに近所を歩く加奈。


すると曲がり角から見知らぬ女性が。
58.png

それを確認すると加奈は、その場から走り去る。




翌日、下校中、村野と帰る新一。


そこへ加奈が現れる。


「ちゃんと話したいことがあるんでしょ。あ・た・し・に」と加奈が挑発する。


村野がいるから今は無理だろうと電話番号を渡して去っていく加奈。


村野が明らかにへそを曲げてしまった。


必死に言い訳をする新一。


しかし慌てる新一を見て村野は妙に安心している。


普段の新一が異常なくらい落ち着いているから、これくらいあたふたした方が、新一らしいと村野は感じているようだ。




テレビから寄生生物の広川が市長に当選したというニュースが流れる。


新一は加奈の身が危険だということに危機感を覚える。


何とかして加奈の能力が危険だと知らせなければと思っている。


そして新一は加奈に人けのない所で会おうと電話する。




翌日、加奈に指定された人けのない場所に行く新一。
58b.png

新一は加奈に話をする前に右手を柱にわざと強打する。

58c.png
痛がる新一。


よし眠ってるとつぶやく新一を見て加奈はドン引き。




遂に一つの街が寄生生物の根城になりそうです。


市長となれば、やれることは決して少なくないはず。


さらに市議や市の職員をも寄生生物になっていけばやりたい放題なのでは・・・。



寄生獣(きせいじゅう)第30話へ続く

寄生獣 第28話 平和な日 [5巻]


「今でも時々・・・夢見ちゃうんだ。そういう時ってさあ・・ほんと・・・目が覚めてからもずっと震えが止まんない・・・泉くん、そんなことない?」


「たまにあるよ・・・でも朝になるとほとんど忘れてるなあ」


村野は今でも事件のことをはっきりと覚えているようだ。


新一は友達が言ってたんだけどと前置きしたうえで話し始める。


「人間を牛や豚や魚と同列に考えてみるんだって。そうすると人間は殺された動物たちのバラバラ死体の破片を毎日食べているわけだ」


「いまさら怖いものなんてないはずだよ」と。


当然、村野はドン引き。


「変わってるね、その友達って・・・どんな人」


「う・・・・ん、人っていうか」と新一は右手を見る。


「その友達の影響かな、泉くんが変わったの」


「そんなこともないと思うけど」


「あ・・・ごめん、そんな・・・変わったて言ってもそんなきになるほどじゃ・・・」と慌てて謝る村野。


(あの時からかな)と村野は新一が旅に出た日のことを思い出す。


村野は思いきって、その時のことを聞こうとしたら、新一が突然立ち上がる。


そして怖い顔をして「もう行こうか」とその場を立ち去ろうとする。

スポンサーリンク






二人が気まずそうに歩いていると、子犬がやってくる。


村野がなでていると、そこに母親らしき犬が猛ダッシュでやってきて子犬を引き離す。


再び歩き出す二人。次は泣きながら歩いている子供とすれ違う。


前方を歩く母親を必死で呼んでいるが追いつけない。


しまいに、母親に向かって「バカ」と一言。


「ママのバカ」


その一言に形相が変わる母親。


買い物袋を下に落とし、右手を振り上げる。


その光景に新一は自分の母親を思い出し胸が痛くなる。


母親は思いとどまり、手をつないで歩き始める。


一方、新一の方は呼吸がひどく乱れている。


「穴だ・・・・穴があいている・・・」と胸を握る新一。


そしてしばらくすると完全に冷静さを取り戻した。


新一の立ち直りの早さは、常人のそれをはるかに超えている。


(たまに・・・体を引き裂かれるような思いにかられる時がある。でもそれはしばらくするとケロッと治ってしまう。ミギーの一部が俺にも混じっていると感じるのはそんな時だ。それがいいことなのかどうか・・・・)


(でも、俺はこの子のことが好き・・・大事に思っている。それは間違いない俺だけの心だよ)


(俺がこの子と仲良くしてる時お前にはずうっと眠っててほしいと思うぜ。ミギー)


二人は手を握り、そしてキスをする。
55.png

その後、新一は一人で家にっていく。


それを見送る村野。


(きみ・・・間違いなく泉新一君だよね・・・。もっと早くに・・・もっともっと仲良くなってれば。たった今も、君が間違いなく泉くんだってこと・・・)

スポンサーリンク






帰り道、新一がホームで電車を待っている。


するとミギーが電車をもう1台まった方がいいと忠告してくる。


どうやら今到着した電車に寄生生物が乗っているらしい。


しかし、新一はミギーの忠告を無視して電車に乗る。


なんで逃げる必要がある。もし戦いになったらぶっ倒してやりゃいいだろととすごむ新一。


「2人を相手にか」とミギー。


「今、気づいたんだけど俺たちって鬼太郎とその親父みたいだな」


どうやら相手の寄生生物も新一たちに気が付いたようだ。


だがあまり関心がないらしく反応がない。


新一は彼らのあとを追うつもりのようだ。


電車を降りる2匹の寄生生物。


そこは新一の最寄駅から二駅の場所だ。


後を追う新一。


だが次々に寄生生物たちの反応が増えてくる。


少なくても5匹以上入るようだ。


そして選挙運動らしい街頭演説のあたりから、たくさんの反応を感じるらしい。


ミギーが正確に相手の反応を分析する。


距離は60メートル。壇か何かの上に6人。低い位置に2人だとミギー。


「8匹」と新一は驚く。
56.png
56b.png
壇の上の6人すべてが寄生生物のようだ。


どうやら寄生生物が市長に立候補しようとしているらしい。


その時、壇の上にいた男が鋭い眼光で新一をとらえる。


見られた。


ミギーの指示に従い、この場を立ち去ることにした新一。


「あーやっぱり、泉!」と見知った人間が話しかけてきた。


それは加奈だった。


こちらを見ている感じの寄生生物。


(やべ・・・)と新一は危機感を抱く。




およそ人口50万の市の市長に寄生生物がなるのか。


前回ボスと呼ばれていた男でしたね。市長候補は。


そして運の悪いことに、寄生生物の存在を察知してしまう加奈が住む街らしい。


これはかなりまずいことになりそう。



寄生獣(きせいじゅう)第29話へ続く

寄生獣 第27話 演習 [5巻]



「ここでいい・・・止めれくれ」


一人の男が車から降りる。


タンクトップに短パンというかなり気持ち悪い格好だ。
53.png

その男に言わせれば、動きやすいし、どうせ汚れるだろということだが。


男はとあるビルで止まる。


チンピラ風の男に話しかける。


その男はタンクトップ男を追い払おうとする。


「なるほど・・・好戦的なヤクザだな」とタンクトップ男は挑発する。


チンピラ風な男は戦闘態勢にはいる。


だがタンクトップ男は冷静だ。そして周りに人がいなくなったのを見計らって、男の顔を素手で壁に押し付ける。


男の頭は粉砕した。


そしてそのまま、建物の中に入る。

スポンサーリンク






そこには「そのスジ」の人が大勢いる。


タンクトップ男はかまわず一人を殴りつける。


その男の顔が飛び散る。


続けざまにもう一人を素手で殺す。


銃を構える男たち。


タンクトップ男は素早く残像だけを残して飛び上がる。


一人、また一人と、その男の力で一撃で粉砕される。

54.png
あっけにとられている男3人をいっぺんに吹き飛ばす。


さらに日本刀を振り下ろそうとした男の胸を腕で貫く。もうやりたい放題だ。


周りを取り囲む男達。


その男たちに「どうした?こいよ」と挑発するタンクトップ男。


日本刀や銃で一斉に攻撃してくる男たち。


だがそれを全てかわして、素手の一撃で瞬殺するタンクトップ男。


ようやく一人の男の日本刀がタンクトップ男の左手をとらえる。


だが切り裂いたはずの左手が日本刀の刃を弾き飛ばした。
54b.png

銃弾も足に食らうがお構いなしに、相手を殺してゆく。


一瞬の隙をついて日本刀がタンクトップ男の頭を割った。


その瞬間タンクトップ男の顔が崩れる。


驚愕する男たち。


そして崩れ落ちる。


「これでよけそこなったのが3・・・まあこんなもんだろう」


「戦意喪失・・・戦いもこれまでだな」


そしてタンクトップ男は戦意を喪失した男たちにとどめを刺し始める。


最後の一人に「なんなんだ・・・お前は一体何だ?」と問われ、これは実験だと答えるタンクトップ男。


最後の一人を片付け「その場で小規模に戦える相手として君たちぐらいが手ごろだったのさ」とタンクトップ男はつぶやく。

スポンサーリンク






建物から血だらけで出てくるタンクトップ男。


そとには一般市民が大勢いた。


そこを平然と歩くタンクトップ男。


そして走り出すタンクトップ男。


後を追う一般市民たち。


そしてその中の一人が急に姿を消した。


と思うと同じかっこうの男が出てきた。


そしてその男はタンクトップ男が最初に降りた車に乗り込む。


運転席の男はその男を見つめる。


「何だ?」と乗り込んだ男は問う」


「いや・・・さっきとだいぶ違うんでね」と運転席の男は答える。


「今度は普通の格好だろ」


どうやらタンクトップ男が入れ替わった姿のようだ。




新一は街の電気屋のテレビでこの事件を見ている。


寄生生物の仕業ではと疑う。




元タンクトップ男、現スーツ男と運転席にいた男はどこかの建物で一人の男と対面する。
54c.png

「なかなか派手にやったな」


「いい運動になったよ。ボス・・・」現スーツ男が答える。


「ところで田村玲子は?最近見ないが」とスーツ男が運転席にいた男に問うと「産休」だと答える。




このタンクトップ男はかなり変態的な格好をしてたけど戦闘能力は相当高い。


そして謎のボスと名乗る男。


さらに産休中の田村玲子は田宮良子の可能性大。



寄生獣(きせいじゅう)第28話へ続く

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。