寄生獣 第21話 観察 [各話感想]
光夫が数人を連れだって島田の前にやってくる。懲りない奴だ。
「あれ・・・また僕に用?」
こないだの礼だよと光夫が答える。
やれやれと島田は人目のない所に連れ出す。
新一が校門のところにやってくると、ミギーが警告をしてくる。
今、島田が殺意を抱いていると。
攻撃対象は4~6人、多分みんな人間だ。
ケンカかと問う新一に対し一方的な殺戮だよと答えるミギー。
どうやら新一は止めに入るつもりらしい。
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一方、島田の方は人目につかない空き地に到着。
光夫が一人でやると言うのに対し、島田はみんな同時にきなよと言う。
「ちょっとうるさいやつが近づいてきたんでね。やるなら早い方がいい」
(2分の1秒で終わらせてやろう)
新一はものすごい勢いで走っている。そしてその勢いのまま塀を飛び越える。
(近道しやがった。だがあの塀の反対側は下まで3メートルはあるはず・・・。飛び越えたのは右手の力か?きっとそうだ人間の脚力で飛び越せる高さじゃない)と島田が分析する。
「島田。てめえ今度こそ正体を現しやがったな」と新一が怒鳴る。
これは別に自分が望んだことではない。ふりかかる火の粉はどうのってやつだと説明する島田。
新一は島田にこの場を去るように言う。あとは俺がなんとかすると。
それに納得したようで島田は立ち去る。
相手の不良たちはダチをかばったつもりかと馬鹿にする。
(お前らをかばってやったんだぞ)と新一は心で反論する。
対峙する新一と不良たち。
そして奴には2度と手を出すなと言い放つと、一人の男に近づく。
「あんたに言ってんだぜ。この中じゃあんたがリーダーだろ?」
驚く不良たち。
初めて会った上に、決して目立たずに端の方にいた男だったからだ。
何でそう思うかの問いに、一番強そうだし偉そうにしているからと新一は答える。
そしてしばらく間をおいたら、男は突然、新一に殴り掛かる。
しかし新一はその男のコブシを難なく受け止める。
そして新一は今後のためにも少し懲らしめようと思った瞬間、男は何かを察したようでコブシを引っ込める。
「か・・・帰るぞ」と仲間を促し、あわててその場を立ち去る。
(負ける・・・やったらきっと負ける)
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島田のもとに元・田宮良子から電話がある。
島田にそのまま平穏にするよう頼む。
島田は田宮に新一の右手が1日のうち数時間反応が弱くなると報告する。
そしてさらに「広川」の方は大丈夫かと問う。
「平気よ。側近として例の5人も加わってもらったわ」答える田宮。
「ほう・・ならば一安心というところか」と言いながら電話を切る島田。
学校のグランドで島田は新一を観察している。
なぜか右手の反応が弱い。
弱ったふりをしているのか。
ただ強い信号、特に殺意には反射的に動きをみせるはずだと新一めがけて殺意を送る。
しかし新一はその瞬間、走り高跳びのバーにひっかり落下したところだった。
(本気だしたら世界記録が出てしまうぜ)と新一が思っている一方、島田は鈍い反応になお不信を抱く。
その島田の後ろから美術部員らしいメガネをかけた女の子が話しかける。
なんか島田の表情があまりなく、作り物みたいだと言う話をしている。結構失礼な話だ。
島田はその彼女の観察力に警戒心を抱く。
裕子という名前らしいその女の子が家のソファーでくつろいでいると一人の男が帰ってくる。
その男の顔は見覚えがある。以前、新一の家で新一の父親に寄生生物の絵を見せていた男だ。つまり警察関係者だろう。
その男が寄生生物の絵を見ていると裕子は後ろからのぞきこんでいる。
「それが今度の容疑者?」
容疑者なわけないだろと慌てて否定する。
「お兄ちゃんは警察なんかより絵の方がむいているんじゃないの」と裕子はその男に言う。
どうやら兄妹のようだ。
その兄が同じ学校の泉新一って知っているかと聞いてきた。
知らないと答える裕子。
兄に島田の絵を見せる裕子。
何か感じないかと問う。
これだけじゃわかんないと答える兄。
翌日、再び学校で島田を見かける裕子。
そんな島田に野球のボールが直撃する。
島田の顔が陥没する。
そしてすぐに元に戻る。
(つ・・・作り物の顔)と裕子は驚愕する。
遂に島田の正体が一般の人にばれてしまいました。
ただあまり深入りはしない方がいいと思うが。
どう考えても消されてしまう気が。
寄生獣(きせいじゅう)第22話へ続く
2014-11-29 11:00
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