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寄生獣ネタバレ感想

寄生獣(きせいじゅう)のネタバレや内容、感想などを更新しています。寄生獣(きせいじゅう)の魅力をお伝えしていきます。

 

寄生獣 第23話 混乱と殺戮 [各話感想]


「どこだ。何階のどこにいる?」とミギーに問う新一。


授業の真っ最中の新一の奇異の言動に皆の注目が集まる。


そのため、ミギーは反応しない。


新一は黙ってそのままクラスを出ていく。




「動くな。動くとよけい痛いぞ」と島田はあきらかにやる気だ。


おびえる裕子。


あらかじめ用意していた薬品を手にする。


そしてそれをそのまま島田に投げつける。

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島田は反射的にそれを切り裂く。


切り裂いた薬品の瓶から液体が飛び散る。


「グ・・・グオ・・・」


薬品をもろに浴びた島田は苦しそうだ。


その隙を見て裕子は窓から逃げ出す。


だがそこは2階だったため木に飛び移る。


なんとか脱出に成功したが、かなりの怪我を負ったようだ。


問題はその一部始終を校庭にいた生徒たちが見ていたことだ。


なにか変なものがいたと、島田のいる美術室へ行ってみようとする者もいる。


一方、島田の方は強い酸を浴び、さらには慌てて変形したため体内にまで巻き込んでしまったようだ。

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島田を探す新一。


ミギーは島田の異変を察知する。


意識が統一されてないというより、支離滅裂だ。島田の身にとんでもないことが起こったようだと予想する。




校庭にいた生徒の一部が島田のいる美術室に向かう。


途中ですれ違った教師がかわりに見てくるからおまえらは戻れと指示する。




島田は表面がただれて人間の姿に戻れない。


(攻撃態勢を保ったまま身を)


(人間の姿に戻るには)


死滅した細胞がじゃまで全体の連絡が取れていない。ミギーの指摘した通り支離滅裂状態になっている。


島田の近くをハエが飛んでいる。


そのハエを島田が攻撃する。
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(何だ・・・おれは何をしている・・・・)


島田自身も自分の行動を制御できないようだ。


そんな時、さっきの教師が近づいてくる。


なにかかぶりものをしていると思っている教師。


しかし次の瞬間、肩口から袈裟懸けに切り裂かれる。


そして近くにいた生徒2人も同様の結果に。


その惨状を発見した教師2人。


混乱しながらも警察に連絡する。


さらに各クラスに避難を呼びかける。


現場を目撃した教師たちは焦りながらも指示を出す。


だが周りの生徒や教師は半信半疑だ。



一方、新一の方も焦っていた。島田を発見できずにいたからだ。


ミギーが島田の信号を察知できていないからだ。どうもその信号がひどく散漫なようだ。


ミギーはB棟に移っていると察知。


新一のクラスのある棟だ。


新一とはすれ違いになったようで、新一は再びB棟に戻る。


すると途中で人だかりができていて通れない。


すると担任がやってきて新一を平手打ち。さきほど勝手に授業を抜け出たのを怒っているらしい。


さらにみんなとグランドへ避難しろと指示。


しかし、生徒たちの避難はひどく緩慢なものだった。


前にも似たようなことがあったなあとAが襲撃したときのことを話しながら避難している。


そんな時、さっきの現場を見た3組の担任が焦りながら急いで避難しろと促す。


だが生徒たちは従わない。


いっこうに前に進めないことに業を煮やした3組の担任は自分たちのクラスだけ反対の階段から非難することを指示。


その3組の中には村野の姿もあった。


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校庭に避難した生徒たちはそのまま下校することを指示される。


しかしそこには、逆の階段から非難したはずの2年3組の生徒が一人もいなかった。


新一は集団から抜け出すとそのまま学校の中に入っていく。


新一が学校の中を歩いているとどこからか悲鳴が聞こえる。


(これは明確な殺意とは違う。動く群れを見て反射的に攻撃したのだ)とミギーは島田の発する信号から分析する。


その時、3組の生徒たちの何人かが校舎から走り出てくる。


その中にも村野の姿がない。


(いない・・・まさか)


新一は村野と喧嘩別れしたシーンを思い浮かべる。


(まさかあれが最後だなんて・・・冗談じゃ・・・)


新一は階段を駆け上がる。


そして角を曲がると、そこには多くの生徒の惨殺死体があった。


「うああああああああっ」


担任や恐らく10名近くいる生徒の死体は原型を留めないぐらい凄惨なものだった。


「ひいいいい」


鼓動が激しくなる新一。


ミギーは新一に落ち着けとと促す。


だが呼吸が激しく乱れる。


(俺は何を今まで何をしていたんだ。壊れる。心が割れる。避ける)



新一はこれまでのいろんなシーンを思い浮かべる。そして、父親に言われた、お前は鉄でできているんじゃないかと言う言葉を思い出す。
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それにより少し冷静になる新一。


よろけながらも、何とか立ち上がる。


(落ち着いた・・・ほんの数十秒間休んだだけなのに心は妙に落ち着いてしまった)


新一は血の海を歩き始める。


(奴を倒さなきゃ。でもその前にあの子を・・・)


その時、新一は立ち止まる。そしてゆっくりと下を向く。


そこには首だけになった、ショートカットの女の子の死体があった。


一瞬、硬直した新一の顔。


だがそれもほんの一瞬だった。


「ごめんな・・・人違いだ」


(奴を倒す。でもその前にあの子・・・)





ひどい大惨事になってしまった。


コントロール不能の状態になった島田。


動くものをただ殺すという恐ろしい生物に。


はたして村野は無事なのか。



寄生獣(きせいじゅう)第24話へ続く
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